飲食店パートで良かったこと、悪かったこと
こんにちは! ちー(@daracchi_life)です。
春になると、新たなことを始める方も多いものです。
しかしここ数ヵ月は、コロナウイルスのせいでバイト・パートの採用活動にも大きな影響が出ている状態。「働きたくても働けない」という方も多いかもしれません。
コロナ問題が終わるまでのガマンとはいえ、なかなかつらいですよね。
今回は、私が飲食店パートとして働いていた時の思い出話をしようと思います。こんなときにアップする記事ではない気もしますが、記録として残しておきたくて。
飲食店のパートに興味がある方や、「コロナが落ち着いたら、飲食店で働こうかな?」とお考えの方はぜひご覧下さいね。
飲食店パートでよかった!と実感したこと
私は2008年秋ごろから2010年頭までの間と、2015年5月から2019年12月まで、飲食店パートとして働いていました。
ただしお店は1つではなく、転勤で辞めるたびに違うお店で働いていました。
飲食店のパートは大変なことも多かったです。
でも、「楽しいこと」「よかったこと」もたくさんありました!
・さまざまな年代向けの接客方法が学べる
飲食店のターゲット層にもよりますが、イオンとかに入ってるお店ならたいていがファミリー層向けです。また、お年寄りも多く利用します。
子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまでさまざまなお客様と接するので、その年代に応じた接客が身に付きました。お子さんに熱いものを出すときは親御さん側に寄せる、お年寄りには横文字じゃなく分かりやすい日本語で説明する、とかですね。
「お客様の立場に立って考える」という言葉を、身をもって実感しましたし、今度接客業の仕事をする際にも役に立つと思います。
・運動不足にならない
私は主にホール担当だったので、ピークタイムは料理提供に案内、レジ、ドリンク作成とフル回転で動いてました。
そのせいか日に日に痩せていき、運動不足とは無縁の生活を送っておりました(笑)
わざわざ運動しなくても体形維持ができていたのは、今考えるとすごくよかったなあ……と思います。ただし、靴下はすぐに破けます(靴にガンガン当たるので)
……え?辞めた今? ……知らないなあ(すっとぼけ)
・料理のレパートリーが増える
飲食店で働いているとさまざまな料理を目にします。
また、キッチンを担当する場合はマニュアルに沿って調理することになるので、必然的に料理のレパートリーが増えます。
家であまり作ることがないものでも、働きながら作り方を学べるのです。
特に専門的な料理の場合、ネットでは知り得なかった作り方のコツも知れるので、とってもお得です。
私もおいしいオムライスの作り方とか、立体的に見せる盛り付けテクをたくさん学べましたよ!
ホール担当でも、盛り付けや食材の組み合わせなんかはお家で作る料理の参考になるのではないでしょうか?(調理方法はキッチンの人に聞けば教えてくれますし)
晩御飯のおかずに迷ったときも、「今日お店でよく出てたあの料理作ろう」と、迷わずに済んだことがよくありました。
・幅広い年代のスタッフと働ける
飲食店のは、シフトの時間帯によってスタッフの構成がかなり変わります。
一般的には平日昼間は主婦が多く、夜は学生さんが多いと思います。
土日祝は学生+一部の主婦って感じでしょうか。
私は土曜日やお盆・年末年始もできる限り働いてたのですが、普段ほとんど接することのない大学生とか、フリーターの子たちと仲良くなれてすごく楽しかったです。
仕事を通じて他の世代の考え方に触れられるって、なかなか貴重なことかも。
・チームワークが発揮できた時楽しい
飲食店はスタンドプレーをすると、必ず誰かにしわ寄せがきます。
チームプレー、連携がとってもとっても大事です。
そのためには声掛けと作業進行度合いの確認が重要なのですが、これを分かってるメンバーと仕事をしたときの楽しさはものすごいです。
1人は案内係、1人は提供、1人はデシャップで提供準備……というふうに、
みんなが連携してピークを乗り越えられたときはまさに快★感!!!
これはフリーランスの今では味わえない、一番の醍醐味だと思います。
・短いシフトでも働ける
人員不足で忙しいお店の場合、順番に休憩に行かせるための「穴埋め要員」になるだけでもかなり感謝されます。
2時間だけとかでもめちゃくちゃ歓迎されます(笑)
もちろんシフト上で「この時間帯のここに1人欲しい!」という条件とマッチした場合ですが。(人件費カットにうるさい本社だとそれすら略)
こちらとしても「空いた時間でちょっと収入を増やしたい……」というときにサクッと働けるので、WIN-WINですよね。しかもめっちゃ感謝されるので、悪い気はしません(笑)
・スキルがなくても採用されやすい
飲食店は「前向きに明るく仕事に取り組める人」なら大抵採用されます。
基本的にほとんどのお店が人手不足だからです。
仕事経験が少ない方でも、主婦として料理や家事をこなしていればプラスの印象になる場合も多いです。
(個人の感想ですが、特にキッチンは主婦が歓迎されることが多いです)
採用までのハードルが低いですし、3~5時間の短時間シフトが多いので、
「自慢できるスキルがない」「出産後の社会復帰として働きたい」
という主婦には働きやすいと思います。
飲食店パートで「うーん……」と思ったこと
飲食店パートは楽しいことやよかったな~と感じることも多かったです。
とはいえ、嫌だったり、辞めたくなったりしたことも少なくありません。
・とにかく体力勝負
ホール担当者は、基本的に仕事中はずっと歩き回ってます。
それ以外にもしゃがんだりかがんだり、とにかく動きが多いです。
キッチンはホールよりは動きが少ないですが、かなり暑い調理場で立ちっぱなしなので汗をかきまくりです。
働いていたころは今よりも体力があったのでなんとか続いてましたが、夏休みなどのピークの時期は本当に疲れました。
仕事が終わったら子どものお迎えや買い物、家事が待ってますので、とにかく体力がないと続きません……。
・メニューがすぐに変わる
チェーン店の場合、季節ごとに限定メニューが販売されることも珍しくありません。中には、2週間ぐらいしたら次のメニューに切り替わる、という場合も……。
覚えてしまえばどうということはないのですが、せっかく覚えたころにメニューが変わって、また覚えて……の繰り返しなので、対応するのがとても大変でした。
頭の切り替えがついていかないヨ……
・時給が安い
飲食店は最低賃金ギリギリなところも多いです。
大手になると比較的高時給に設定されていることも多いです。
が、全ての大手外食チェーンがそうとはいえません。
私の働いていた店は、業務量と時給が明らかに見合っていませんでした。
+200円ぐらいもらっても許されるレベルでしたよ?
忙しいのに暇なお店よりも時給が安いってどういうことなんでしょうか(#^ω^)
って憤ってましたね。
時給が安い=ヒマ、と思うと損をする場合も多いです。
もしこれから飲食店で働くのならば、時給設定が高い所を狙っていきましょう。
・人員不足で休みにくい店が多い
多くの飲食店は人員不足です。
スタッフの数もギリギリ何とか回る人数で設定されている……というパターンもかなり多いです。(もちろん、該当しないお店もありますよ!)
私の元勤務先もご多分に漏れず、人手不足でした。
他のパートさんに代わってもらいたくても、その人も上限ギリギリまでシフトに入ってて代わってもらえなかったり、店長が休日返上で出勤してくれたり……
(店長本当にお疲れ様です)
ぶっちゃけ、言ってないだけでサービス労働、ボランティア的な感じでシフトやりくりしてるとこも多いです。特に社員は……
人手不足かどうかは、お客さんとして食べに行くと大体わかります。
(呼んでも来ない、料理が遅い、案内されない場合は避けたほうが無難)
人手が少なそう? と思ったら、要注意です。
また、人手が多そうなお店でも、自分やお子さんが熱を出したときにお休みをもらえるか、それとなく確認しておきましょう。
なるべく休まず働きたい方は、突発的な休みを回避する方法を考えておいた方がいいかもしれません。(子どもの発熱などには病児保育を利用する、祖父母に頼むなど)
子持ちの場合は特に、休みやすいのがいちばん理想的なんですけどね。
・厳しい衛生管理を求められる
飲食店は食中毒や異物混入を防ぐため、衛生管理を徹底的におこなったり、正しい調理方法を徹底する必要があります。
また、アレルギーを持っているお客様に対してもきめ細やかな配慮が求められます。
どれも命にかかわることなので飲食店であれば当たり前なのですが、実際にやってみるとけっこう大変です。特に忙しい時期は、残業前提に掃除をする場合も。
コロナが蔓延している今の時期なら、座席等の消毒も必要になるでしょう。
衛生管理は精神的にも肉体的にも大変な作業なのです。
・人の入れ替わりが激しく、教育の手間がかかる
飲食店だからなのか、うちがブラックだったからなのか分かりませんが、
とにかく人がすぐ辞める……。
人間関係は悪くないと思いますが、業務量がとにかく多かったので。
いままで育てたスタッフがいなくなれば、戦力ダウンは避けられません。
さらに、新しく入ったスタッフにまた1から仕事を教えなければいけないので、手も時間もとられてしまいます。
ほんと悪循環ですが、飲食あるあるなのかもしれません。
・職歴として評価されにくい
飲食店はスキルがなくても採用されやすいと書きました。しかしそれは、裏を返すと「職歴としては評価されにくい」ということでもあります。
働いていたのが一流飲食店とか、職人レベルの技術を発揮していたとかであれば立派な経歴としてアピールできるでしょう。
しかし「いち飲食店スタッフとして働いていた」だと「誰でもできる仕事」と捉えられやすいのか、経歴として評価されにくいです。(実体験です)
接客業の場合は接客経験があるということで評価されますが、デスクワークとか接客以外の業界だと冷たい反応をされます(泣)立派な仕事なのにな~。
飲食店のパートをするか検討しているときは、こういった事情も考慮したほうがいいかもしれません。
飲食店パートは「楽しい」と「しんどい」半々ぐらい
今回は、私の思い出話にお付き合いいただき、ありがとうございました。
飲食店のパートには良い点も多いですが、悪い点も当然ながらあります。
特に体力がもっていかれると、日常生活で支障が出る場合もあるので。
(体力ない私は休日を寝て過ごしたこともあります。笑)
飲食店でパートをする方は「自分にとってのメリット」にマッチするかどうか、見極めながら働くといいかもしれませんね。
メリットは給料、勤務時間、人間関係、働きやすさなどです。
もしメリットよりもデメリットが大きいのならば、辞めたほうがいいです。
とはいえ、
・料理を見るのも食べるのも、作るのも大好き
・体を動かすのが好き
・接客に抵抗がない
・仕事に新鮮味や刺激が欲しい
・パートやバイト初心者
このような人には、すごくおすすめだといえます。
お店によっては、スキルを極めれば正社員登用もありますからね。
自分にあうお店を見つけてみましょー!
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